- 盛田株式会社は、日本の食と酒の伝統を大切に守り伝える事業を通じて、「持続可能な社会」を実現するために様々な取り組みを行っています。
- ■SDGsとは
- 2015年9月25日、ニューヨーク国際連合本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」が採択されました。
SDGsは17の目標と169のターゲットから成り、2030年までにこれらの目標を達成するため、企業の参画・貢献も期待されています。
国際連合広報センター持続可能な開発目標(SDGs)-2030アジェンダ
- ■盛田株式会社の取り組み
- 環境保全への取り組み
SDGs関連目標
Action1 全ての工場に環境保全部を設置 SDGs関連ターゲット 6.3/12.4/14.1
水質汚濁防止(排水処理)、大気汚染防止(排気ガス処理)のため、全工場に環境保全部を設け、最新の処理技術の取得と設備導入を行っています。
Action2 産業ごみの再利用、エネルギー化 SDGs関連ターゲット 7.2/12.5- 小豆島工場しょうゆ粕の再エネルギー化
小豆島工場では年間約30,000klのしょうゆが生産されており、それに伴ってしょうゆもろみ圧搾後に、しょうゆ粕約3,400トンが排出されます。しょうゆ粕は工場内の粕焼きボイラーによって焼却することで、蒸気を新たな熱エネルギーに変換し、大豆を蒸したり、小麦を炒る製造工程に利用しています。このエネルギーは小豆島工場で使用するエネルギーの約3割にあたり、重油使用量の削減につながっています。
- 小豆島工場しょうゆ油(あぶら)の利用
圧搾直後のしょうゆに浮かんだしょうゆ油は粕焼きボイラーの助燃剤として利用しています。
Action3 エネルギーの効率的利用を推進 SDGs関連ターゲット 7.3- 小豆島工場エネルギー管理に関する中長期計画の作成及び省エネルギー活動の推進
- 大連丸金工場石炭ボイラーの廃止
Action4 排水処理設備の導入と適切な管理 SDGs関連ターゲット 6.3/12.4/14.2- 小鈴谷工場適切な排水処理を実施すると共に、専門家と連携して干潟の自然環境調査を実施。
- 大連丸金工場排水処理設備の改修
- 小豆島工場しょうゆ粕の再エネルギー化
- 社会、地域の安全と活性化に向けた取り組み
SDGs関連目標
Action5 地元出身者、Iターン、Uターン人材の積極的活用 SDGs関連ターゲット 8.9- 小豆島工場地元高校への積極的な採用活動及び地域移住者への支援金制度の運用
Action6 災害発生時の応援、生活物資の提供 SDGs関連ターゲット 11.5- 徳島工場徳島県との災害時応援協定締結(災害時における応急生活物資(醤油等)の協力)
Action7 「ふるさと」エリアコミュニケーションの活性化 SDGs関連ターゲット 12.b/17.17- 小鈴谷工場年1回「蔵開き」を開催。清酒蔵、味噌蔵始め小鈴谷工場全域を開放し、
伝統的な醸造品の製造と味を体感するふれあいの場を提供 - 小豆島工場地域行事への積極的協賛と参加(苗羽地区秋祭り、小豆島オリーブマラソン、醤の郷まつり等)
- 徳島工場地元商工会の活動への協賛を実施
Action8 地域の安全維持のための活動 SDGs関連ターゲット 16.1/16.4- 小鈴谷工場地元警察に協力し、交通事故削減の為、毎朝従業員が工場周辺道路にてシートベルト着用の啓蒙活動を実施
- 大連丸金工場地域の防犯対策に連動して、敷地の周辺に監視カメラを設置
- より良い教育への取り組み
SDGs関連目標
Action9 職場体験を、みんなに SDGs関連ターゲット 4.4- 各工場地元小中学校の工場見学や職業体験の受け入れ
- 小豆島工場「手造りしょうゆキット」を利用した、地元小学校でのしょうゆ仕込み体験授業を実施。
この活動は、2005年度に農林水産省が提唱する「地域に根ざした食育コンクール」において、特別賞・審査委員会奨励賞を受賞しました。また、その他にも日本醤油協会の活動の一端で、協会の認定する「しょうゆもの知り博士」として、当社の社員が主に四国エリアを担当し、しょうゆの製造工程などについて、小学校への出前授業を行っています。
- 営業部伊藤忠食品㈱主催 商業高校フードグランプリに協賛