


国の有形文化財に登録された合掌造りの建物で、昔のしょうゆ造りの道具や歴史、製造方法などを紹介しています。

- ■マルキン醤油記念館について
- 「マルキン醤油記念館」は1987年に丸金醤油の創業80周年を記念して、大正初期に建てられた工場のひとつを記念館として改装開館しました。諸味からしょうゆを搾り出す圧搾工場だったこの建物は、合掌造りとしては国内最大規模を誇るもので、1996年に国の登録有形文化財に指定されました。記念館に隣接した「物産館」では、天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」を使ったオリジナルの「しょうゆソフトクリーム」を販売しています。ご来館の際にはぜひご賞味ください。
- ■マルキン醤油記念館見学
- [展示]
- エントランス
- 入口を入ってすぐ右手には、昔使用していた大きな金庫があり、その奥にマルキン醤油の歴史と、江戸~昭和初期に書かれた帳面などの文書を展示しています。また、古文書コーナーの奥左側には、しょうゆができるまでの工程をパネルで紹介しています。

- 大桶のトンネル(おおこがのトンネル)
- 創業時から実際にしょうゆ造りに使われていた大きな桶「大桶(おおこが)」をくり抜いたトンネル。この桶は30石(約5.4キロリットル)の諸味(もろみ)を造ることができ、その諸味からは5キロリットル近いしょうゆ(1リットルのペットボトルで約5千本)が搾られます。
このトンネルをくぐり抜けると一気に100年前にタイムスリップ。しょうゆ造りのために先人達が工夫を凝らしたさまざまな道具類を展示しています。

- 麹室(こうじむろ)
- 昔から「一麹・二櫂(かい)・三火入」と伝えられ、しょうゆ造りの中で最も大事な工程のひとつが麹作りです。その麹を作る部屋が麹室です。麹菌を順調に育てるには温度・湿度の管理、雑菌による汚染の防止など、現代においても非常に難しい技術が要求されます。 この部屋は窓ひとつをとっても段階的に開けられたり、風の流れが計算されていたりと昔の人達の経験と知恵によって様々な工夫が凝らされています。また、むしろを使って麹を作ることは、小豆島独自の技術と言われています。

- [物産館]
- ここでしか食べられない、マルキン醤油記念館限定のしょうゆソフトクリームや、限定のしょうゆ、小豆島の特産品を取り揃えております。

しょうゆソフトクリーム
- ■マルキン醤油記念館 詳細
- [開館時間]9:00~16:00 ※7月20日から8月31日、10月16日から11月30日は9:00~16:30
- [休館日]【2022年】1月11日(火)・1月18日(火)・2月8日(火)・2月15日(火)・6月14日(火)・
6月21日(火)10月15日(土)・12月28日(水)~12月31日(土)
- [お問い合わせ先]0879-82-0047 (受付時間 9:00~17:00 )
※館内メンテナンスや災害等、やむを得ない理由でお休みをいただく場合があります。
※団体の場合は事前予約をお願いいたします。
2021年11月1日より、館内のご案内等サービス向上のため、下記の通り入館料をいただくことになりました。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。 - [通常料金]
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大人(中学生以上) 400円 子ども(小学生) 200円 幼児 無料 - [団体割引料金]
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大人(中学生以上) 350円 子ども(小学生) 180円 幼児 無料 ※料金は税込み価格です。
- ■工場見学
- [圧搾工場]
- マルキン醤油記念館に隣接する諸味圧搾工場では二階のテラス部分から見学することができます。
大きなプレス機(圧搾気)でしょうゆを搾っています。
- [天然醸造蔵ギャラリー]
- マルキン醤油記念館より徒歩3分にある木造の天然醸造蔵では、蔵の内部を窓から見学できるギャラリーステージを設置しています。丸金醤油の創業当時に建てられた4号天然醸造蔵は、100年以上の歴史を持つ木桶仕込みのしょうゆの醸造蔵で、国の登録有形文化財にも指定されています。今でも現役でしょうゆを製造しており、運が良ければ作業風景が見られるかもしれません。

天然醸造蔵内部
- ■アクセス
- 〒761-4421
香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850
【公共交通機関ご利用の場合】
・オリーブバス坂手線 丸金前下車すぐ
【お車でお越しの場合】
- ・土庄港から車で30分
- ・坂手港から車で3分
- ・池田港から車で20分
- ・福田港から車で30分
- ・草壁港から車で10分
- ・大部港から車で40分
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