


厳選した大豆を主原料として、じっくりと丹念に熟成させた濃厚な味わいの本場のたまりしょうゆ

- ■芳酵な香り、濃厚なコク、豊かな旨味の「たまりしょうゆ」
- たまりしょうゆは、盛田の地元である愛知を始め岐阜・三重など東海地方名産の調味料です。 原料の大豆と小麦の割合は、こいくちしょうゆはほぼ同量ですが、たまりしょうゆは大豆が大半で、小麦はごくわずかしか使用していません。よって、大豆たん白に由来する旨味成分が多く含まれており、濃厚な旨みと独特の濃い色合いが特徴です。また、大豆を主原料としているので醤油の旨味の指標となる全窒素分(JAS規格)は、こいくちしょうゆ(特級)が1.5%以上、たまりしょうゆ(特級)が1.6%以上で、盛田のたまりしょうゆはいずれの商品も1.65%~2.70%以上あります。
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呼び方 5分溜 7分溜 10水 こいくちしょうゆ 原料体積:
食塩水の量10:5 10:7 10:10 10:12.5 特徴 非常に濃厚でとろみも強い 濃厚でまろやかな味わい クセが少なく、濃厚ながらあっさりとした味わい 塩味の他に甘・旨・苦味がある一般的なしょうゆ
- ■盛田の「たまり」造り
- 蒸煮・炒麦
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原料の大豆は蒸煮します。
小麦も炒った後に細かく砕きます。
- 製麹
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大豆と小麦に麹菌を加えて混ぜて、「みそ玉麹」を作り仕込みます。
- 熟成・圧搾
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じっくりと熟成させた「もろみみそ」を搾り、たまりしょうゆができます。
- 検査
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塩分や色を検査、不純物の混入がないかなどについて検品後、 出荷します。
- ■しょうゆの元祖「たまり」
- 鎌倉時代に臨済禅の覚心(1207~1298)が中国の径山寺(きんざんじ)で修行中、後に「きんざんじみそ」と呼ばれるみそ造りを学び、紀州(現在の和歌山県湯浅近辺)で広めました。そのみそ桶にたまった液が「溜(たまり)」とよばれ、調味料として使われるようになり、これが現在の“しょうゆの元祖”と言われています。 盛田は、江戸期に醸造業として起業以来、伝統に支えられ、「たまり」の製造に携わってきました。中でも、旧来『山泉(ヤマイヅミ)』の商標で親しまれた『さしみたまり』は、家庭用をはじめ飲食店など業務用としても愛用されています。
- ■盛田の「たまり」のつかいかた
「さしみたまり」とも呼ばれるように、寿司や刺身などのつけしょうゆ として使われるほか、魚や肉などの生臭みのマスキング効果があることから、てり焼などにもおすすめです。また、濃厚な風味を活かしてラーメンスープやうどんつゆ、炒め物の隠し味として、煮物に少し加えることで、味に深いコクが出ます。